結婚が決まった皆さん、おめでとうございます!
早速これから結婚式へ向けた準備がスタートします。
ワクワクする気持ちの反面、「結婚式っていくらお金がかかるの?」そんな不安もおありではないでしょうか?
そこで、結婚式準備をスタートする前に、費用の相場やお支払いについてなど、結婚に関するお金の基本をしっかり学び、賢く結婚式準備を進めていきましょう!
目次
1.結婚式には、いくらお金がかかる?
1-1.結婚式の平均金額は「355万円!」
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019調べ」では、2019年の挙式・披露パーティの総額は354.9万円とのことでした。
2014年の平均金額は333万円だったため、この5年で平均金額は約22万円も上昇しているんです。
それに加えて、年代別の平均金額を調べてみると「適齢期」と呼ばれる25~29歳の年代が最も平均金額が高く、373万円でした。
これには、
結婚式は“列席者に感謝を伝える場”としてはもちろん、“人生を振り返り、生き方を 再認識する場”として捉えられ始めている。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019調べ」より
といった結婚式に対する価値観の変化が表れていると考えられています。
「これまでに出会った人へ感謝を伝えたり、おもてなしをしたい」といった思いが平均金額の上昇に繋がっているのかもしれませんね。
※ちなみに、24歳以下の平均金額は341万円。30~34歳の平均は349万円。35歳以上は261万円とのことでした。
2.あなたの結婚式費用は、次の3つで予想できる
結婚式の平均金額を、何となくでも理解できましたか?
そこが理解できたら、次のステップは「では、自分の場合はどれくらいの金額で結婚式ができるんだろう?」
これが気になると思います。
この章では次の3つのポイントに注目して、あなたの結婚式費用を予想していきます。
2-1.結婚式費用の内訳
そもそも結婚式とは、「何に」お金がかかるのでしょうか?
結婚式は次の3つに大別できます。
その3つの各料金については後に説明するため割愛しますが、3つの項目にはそれぞれ何が含まれるかを一覧でご紹介します。
挙式
・挙式料(人前式やキリスト式(牧師式)などスタイルによって金額は異なる)
・牧師
・聖歌隊
・伴奏者
※上記3つはキリスト式(牧師式)の挙式料に組み込まれることが多い
・リングピロー
・結婚証明書
・フラワーシャワー
ざっくり挙げると上記のような項目が含まれます。
披露宴
続いて披露宴。
・料理(ウェディングケーキなど含む)
・ドリンク代(ウェルカムドリンク・乾杯酒など含む)
・引出物、引菓子
・ペーパーアイテム(席次・席札・メニュー表)
・司会者料
・音響オペレーター料(スクリーン使用料など含む)
・会場場使用料
上記はゲストを呼び、お食事でもてなす場合には必ず必要となってくる項目です。
ドレス・写真など
最後はゲストの出席有無ではなく「新郎新婦のこだわりの有無」によって費用が上下します。
・ドレス(ウェディングドレス、カラードレス、タキシード、和装など)
・ヘアメイク(新郎新婦ともに必要となります)
・写真(写真データやアルバム、前撮り撮影、親族集合写真など)
・映像(エンドロールムービーやプロフィールムービー、記録DVDなど)
・企画演出(バルーンリリースやキャンドルサービスなど)
デザートビュッフェは料理でのおもてなしの一部ですが、必須のものではないため、「新郎新婦のこだわり」に分類されるかと思います。
2-2.結婚式の出席ゲスト人数
結婚式は「ゲストを何人呼ぶのか」でも平均金額が変わってきます。
冒頭で結婚式の平均金額は「355万円」と述べました。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ」
果たして、この金額はゲスト人数が何人だったのでしょうか?
披露宴・披露パーティの招待客人数の平均は66.3人
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019調べ」より
約66人の結婚式で355万円。とのことでした。
当然、100人の結婚式になれば金額は上がります。
なぜなら、料理やドリンク、引出物など「ゲストへのおもてなし」として準備するアイテムが増えるためです。
「結婚式への出席人数が変わると、合計金額も変わる」ということを覚えておきましょう。
2-3.結婚式場のタイプ
「挙式・披露宴・ドレスや写真」のどこにこだわるかや、「何人ゲストを呼ぶか」で、結婚式の金額が変わることを説明しました。
最後は「結婚式場のタイプ」によって金額が変わる。という部分について解説します。
「どこで挙げるか」で、あなたの見積金額はほぼ決まります。
どれだけ手作りをしても、どれだけ工夫を凝らしても、結婚式場のタイプによっては「安く結婚式を挙げる」ことは不可能に近いです。
【 立地が良い賃貸物件は、家賃相場が高くなる 】ようなイメージです。
ここでは「結婚式場のタイプ」をホテル、ゲストハウス、専門式場、レストランの4つに大別します。
この4つの式場の特徴などについては追って記事にしていきますね。
レストラン
結論から言うと、最も安く結婚式を挙げるならレストランウェディングがお勧めです。レストランのため料理もおいしいですし、距離感が近くアットホームな雰囲気で結婚式を挙げられます。
結婚式を専門としていない分、設備環境やキャパシティには限界があります。
その分、会場使用料等の部分で全体的な金額は安くなってきます。
専門式場
レストランの次に安いのは、専門式場です。
広い敷地内に、複数のチャペルや披露宴会場を備える専門式場。結婚式専門の造りとなっているため平均か、少し平均を超えるくらいが相場金額です。
ホテル
続いてはホテルです。
しかし、シーズンやホテルのよっては専門式場よりも安く結婚式が挙げられるところもあります。
その理由は、ホテルは本来、宿泊を事業のメインとしているためです。
メイン事業での余裕がある分、結婚式の金額がリーズナブルであるケースもあります。
気になるホテルがあれば、直接ブライダルフェアに参加し、見積を取ることをオススメします。
ゲストハウス
1日に1~2組限定と、新郎新婦にとっての「貸切感」が魅力的なゲストハウス。
ただその反面、結婚式費用は4タイプ中、最も高くなります。
その分、オリジナル性のある結婚式が実現できたり、非日常的な1日を過ごすことができます。
予算と、特別感やオリジナル感などのこだわりのどちらを優先するか。
ゲストハウスで結婚式を挙げることが理想である場合は2人でよく話し合う必要があるでしょう。
3.結婚式の平均金額の正体
「結婚式には、いくらお金がかかる?」という質問への答えは、以下の通りです。
3-1.「どこで」「どのような内容の結婚式を」「何人で」行うか。によって決まる
例えば、「ゲストハウスで」「こだわりいっぱいの結婚式を」「100人規模で」行った場合だと、450~550万円くらいになる可能性があります。
※地域によって、金額相場は前後します。
逆に、「レストランで」「アットホームな結婚式を」「40名規模で」行った場合だと150~250万円くらいにおさまるでしょう。
このように人によって金額がマチマチであるのが結婚式。
そのため、平均金額が「70名で350万円前後」であるという認識だけ覚えて頂ければ大丈夫です。
4.結婚式の支払いを理解する3つのポイント
続いて、結婚式の支払いについて3つのポイントに注目して学びましょう。
4-1.自己負担+親の援助+ご祝儀
350万もの金額をすべて2人で払うわけではありません。
上図のように、親からの援助やご祝儀と合算して最終的な支払いをしていきます。
親からの援助について
結婚のお祝いとして親御様から援助のお祝い金をもらうケースがあります。
様々なアンケート等を参考にすると、多少の前後はあるものの「親からの援助があった」人は60~70%。
金額は50~150万円あたりが半数を占めている結果でした。
僕自身も、親からの援助があり、金額は伏せますが50~150万円の間に収まっていることからも、説得力のあるアンケート結果かと思います。
ご祝儀について
ご祝儀とは新郎新婦に対する、出席ゲストからの「お祝い」のことです。
沖縄や北海道などのように会費制ウェディングが主流の地域もありますが、基本的には「友人・同僚は3万円」、「夫婦での出席は5万円」「親族・会社役職者は5万~10万円」などがご祝儀の相場金額です。
自己負担額について
結婚式の支払いは「自己負担」+「親の援助」+「ご祝儀」の3つからなりますので、親の援助額やご祝儀額をざっくりと把握することで2人でまかなう自己負担額が明らかになっていきます。
冒頭で結婚式の平均金額を「約66名で355万円」と述べました。
例えば、親の援助が100万円。ご祝儀が200万円だったとしたら2人の手出し金額は55万円となります。
「出席ゲストのリストアップを早めに行う」のがポイント
どうしても結婚式の予算が気になる。
予算内で結婚式を挙げたい。
そんな人は出席ゲストのリストアップを1番に行いましょう。
あまり大きな声では言えませんが、「予算がネックで納得の結婚式が挙げられなかった…」とならないためにも、招待されるゲストのリストを見ながらお祝い金の試算を行いましょう。
そして親からの援助がいただける場合にはそちらも合算し、自己負担額を算出します。
あくまでも試算です。
都合が合わず出席が叶わないゲストがいらっしゃることも考えられます。
ただ、事前に自己負担額を把握することで貯金額の目標や取捨選択の判断基準ができます。ぜひ、この機会に不安な気持ちを軽減するためにも自己負担額の算出を行ってみてください。
ゲストのリストアップに関する詳細は、こちらの記事を参考にしてください。
【結婚式準備】招待ゲストのリストアップを10分で解説!
4-2.支払い方法について
現金払い
多くの式場が現金でのお支払いをルールとしています。
支払いのタイミングは後述しますが、予算に不安がある方はブライダルフェア参加時に、「支払い方法について」の確認を行いましょう。
契約を交わした後は、申込金が返ってこなかったり、キャンセル料が発生するケースもあります。
クレジットカード払い
多くの式場では、クレジットカードでの支払いは不可のケースが多いです。
ただ、契約時の申込金であればカード払いに対応している式場もあります。
式場によって前後しますが、申込金は5~10万円が相場です。
クレジットカードでの支払いができるからといって式場を即決することは気を付けていただきたいですが、一つの安心材料として必ず確認を行いましょう。
ブライダルローン払い
結婚にかかるお金を借りられる「ブライダルローン」。
通常のカードローンに比べ審査が厳しいなどはありますが、提携の式場へ直接振込をしてくれたり、金利が低いなどのメリットもあります。
ブライダルローンについてまとめた記事も追って更新いたします。
安心して結婚式に臨むための助けとなれば幸いです。
4-3.支払いのタイミングについて
基本的には「前払い」か「後払い」の2択となります。
それぞれ周囲すべき点について、基本情報を押さえておきましょう。
前払いについて
前払いの場合、「結婚式の〇日前までに」などの期日が設けられているケースがあります。
そうなった場合はご祝儀での清算が見込めませんので、契約時に必ず確認をしましょう。
逆に、前払いであっても「結婚式後、式場を出るまでならOK」という式場もあります。
二次会までの時間がバタつく可能性はありますが、「当日払い」ということでご祝儀での清算が可能になります。
こちらも契約時に必ず確認をするようにしてください。
後払いについて
支払い期日は「結婚式から〇日以内」と定められています。
振込又は式場で直接お支払いなど、支払い方法も確認をきちんと行いましょう。
5.自己負担ゼロが叶う3つのケース
さて、ここまで平均金額から支払い方法まで解説してきました。
そんな中、「自己負担ゼロで結婚式を挙げたい」という期待を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2つのケースが重なった場合、「自己負担ゼロの結婚式」は叶えられます。
5-1.平均金額以上の親からの援助が見込める場合
「自己負担ゼロの結婚式」の多くの場合がコレにあたります。
もし、平均金額以上に援助があった場合には、親御さんに感謝しましょう。
5-2.出席人数が多い結婚式の場合
先ほど、ご祝儀の金額や内訳について解説しましたが、出席人数が多くなると、2人の自己負担額は少なくなります。
ゲスト1名にかかる費用は以下の通りです。
〈画像を入れる 食べ物飲み物引出物〉
料理金額は地域によって異なりますが、仮にゲスト1名あたり金額が22,000円だったとします。
友人であればご祝儀は30,000円のため、8,000円分が「お祝い金」としておふたりの負担を軽くしてくれるのです。
10名ゲストが増えたら80,000円分。おふたりの負担が軽くなります。
だからといってむやみやたらに出席のお声掛けをしてはいけませんが、そういった背景を理解して、改めて「おもてなしの気持ち」を強くしなければなりませんね。
5-3.優先順位を” 予算>やりたいこと “にする
最後は、予算を重視する方法です。
ただし、これに関してはあまりオススメしません。
結婚式は2度と挙げるものではありませんし、やらなかった後悔は一生残るからです。
どうしても予算を重視しなければならないケースもあると思います。
ただ、もし「結婚式を挙げる日にちを遅らせる」ことが可能なのであれば、きちんと貯金をし、納得のいく形で結婚式を挙げられる状態が整うまで、待つことをオススメします。
6.結婚式以外にかかるお金
結婚式にかかるお金については説明してきました。しかし、「結婚」と視野を広げれば当然もっと大きなお金が必要となります。
6-1.結婚式以外に必要となるお金は「100~150万円」
結婚をするにあたり「結納・顔合わせ」や「婚約指輪・結婚指輪」、「新婚旅行」、「新生活の準備」など多くのお金が必要ですよね。
これらに関しては、今後、追記していければと思います!
関連する記事についても詳しく解説する記事を作成していきますので
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結婚式の準備をすでにスタートしている方へはこちらの記事をご覧ください。
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