6年で約300組の結婚式を見届けてきた元ウェディングプランナーの鶴﨑洋介です。
「結婚式場が決まったら…何するの?」
「招待するゲストってどうやって決めるの?」
「ゲストのリストアップって具体的に何をするの?」
多くの新郎新婦さんは結婚式やその準備に関する知識がありません。
一生のうちに多く経験するものではないため当然です。
本文では
・招待ゲストのリストアップを早くスタートするメリットが分かる
・どこまでゲストを招待すれば良いか(間柄や関係性について)が分かる
・具体的に何をリストアップすれば良いかが分かる
これらをお約束します。
「これから結婚式の準備をスタートする!」
そんなタイミングで当記事をご覧いただけて嬉しいです。
少しずつ結婚式の知識を蓄えていき、準備に対する不安を解消していってくださいませ。
目次
ゲストのリストアップを早めに行う3つの理由
「100名を超える大人数ウェディング」も「親族と行う家族挙式」も、出席ゲストがいなければ結婚式は挙げられません。
そのためゲストのリストアップは式場が決定したら1番にスタートして欲しい準備の1つです。
それに加えて、3つの理由があります。
ゲストのリストアップを早めに行う3つの理由
① 招待状のため
② 席次表のため
③ 見積もりのため
▼招待状のため
前述の通り、出席ゲストへ送る招待状を「何枚刷ればいいか」を指示するためにリストアップは必須項目です。
これは、みなさんイメージできると思います。
▼席次表のため
席次表の作成は、結婚式の約1.5ヶ月前からスタートしますが「誰をどこに配置するか」を決めるだけでは不十分で、「新郎新婦との関係性」を席次表に記載する必要があります。
これを【肩書き】と言います。
仮に80名のゲストを招待する予定であれば80名分の肩書きを席次表に記載する必要が出てきますので、リストアップ時に併せて把握していくことをオススメします。
▼見積もりのため
結婚式は高額なお買い物であるため、お金の問題は大切ですよね。
リストアップを早めに行うことで、見積もり金額が徐々にリアルな金額へ近づいていきます。
【何人規模の結婚式になりそうか】を早めに明確にすることで、最終的な結婚式費用のイメージを掴むことができます。
出席ゲストが10名増えると、それだけで総合計は20万円前後増えます。
人数と金額の規模感をイメージするためにも、リストアップを早めにスタートすることをオススメします。
出席ゲストのリストアップ5項目
招待ゲストのリストアップを早めにスタートすべき理由が分かったとして、「で、実際に何をしたらいいの?」と思いますよね。
次はリストアップ時に確認して欲しい5項目について説明します。
- 名前
- 郵便番号
- 住所
- 肩書き
- 子どもの年齢(結婚式参列の場合)
▼名前
招待状の封筒に宛名を書くために名前を漢字フルネームで把握しましょう。
・旧漢字(髙・﨑・渡辺・渡部・渡邊・渡邉… など)
・最近結婚した女性の新姓
招待状は、ゲストに渡す1番最初の結婚式アイテムです。
誤字に気をつけましょう。
▼郵便番号
友人などであればグループLINEなどで一斉に住所を聞く場合もあるでしょう。
その際に「郵便番号と住所をセットで」教えてもらいましょう。
聞きそびれるとご自身で郵便番号検索をおこなうことになります。
お気をつけて!
▼住所
招待状の郵送先を把握するために必要ですが、招待状を郵送するゲスト分だけで大丈夫です。
招待状は手渡しが最も丁寧な渡し方とされているので、物理的に手渡しが難しいゲスト分(つまり郵送分)だけ住所を聞けばOKです。
▼肩書き
先述した通り、肩書きは席次表を作成する際に必要になります。
・会社関係
(1)役職者の場合
名刺に記載してある肩書きを明記しましょう
(例)株式会社◯◯代表取締役社長/株式会社◯◯ ◯◯部 部長など
(2)会社の上司・先輩・同僚の場合
(例)新郎会社上司/新郎会社先輩/新郎会社同僚
(3)会社の後輩
(例)新郎会社同僚
※自分より目下になる表記を避けるため「後輩」という表記はしません
・友人
(1)学生時代の友人
(例)新郎中学友人/新郎高校友人/新郎大学友人
(2)学生時代の後輩
(例)新郎中学友人/新郎高校友人/新郎大学友人
※自分より目下になる表記を避けるため「後輩」という表記はしません
(3)幼馴染
(例)新郎幼なじみ
・親族
親族は最も複雑なため、以下の図を参考に肩書きの確認をしてください。
▼子どもの年齢
最後はお子様の年齢です。
・お子様用料理のランク(ランチ・コース・大人料理)
・お子様用イスの用意
・ベビーベッドの用意
これらのために必要になってきます。
席次表作成時に必要となる情報ですが早めに確認をしておきましょう。
結婚式にはどこまで呼べばいい?
結論、招待ゲストの線引きは新郎新婦さんによって異なり正解はありません。
ただし、以下のような判断基準で呼ぶか否かを検討することができます。
・呼ばれて嫌な人はいない
・結婚式がキッカケで疎遠だった関係性が復活することも
・出席ゲストが増えると結婚式の「自己負担」が軽くなる
・会社関係者の線引きは、直近で結婚式を挙げた同僚がどうしたかを参考にする
意外と、この招待ゲストの線引き問題で悩む新郎新婦は多いです。
なので、ギリギリでリストアップをし始めるのではなく、余裕を持ってリストアップをスタートしましょう。
両家のゲスト人数は揃えた方がいい?
現在ではほとんど気にしないケースが増えてきました。
昔は、
・ゲスト人数は5:5で
・新郎ゲスト>新婦ゲストになるように
このような考え方がありましたが、現在では、両家の人数バランスについては以下の場合のみ気をつけると良いでしょう。
・新郎新婦のおふたり自身が気になる場合
・両家の親御様が気になる場合
自分たち又は親御様が気にしないようであれば両家の人数バランスについては偏ってしまっても構いません。
「本当は呼びたかった人」が生まれないようにしてみてください!
まとめ
・「招待状・席次表・見積り」のためにリストアップはお早めに
・「名前・郵便番号・住所・肩書き・子どもの年齢」この5項目
・結婚式には呼びたい人を呼ぼう
・両家の人数バランスは気にしても気にしなくてもOK
これが本日のまとめです。
この記事が結婚式準備にお役立ちできたら嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!